食の安全・安心を語る上で、食品添加物ははずすことはできません。
食品添加物とはどういったものなのか、ご存知の方も多いでしょうが、お話したいと思います。
食品衛生の全般を規制している食品衛生法での食品添加物の定義は、
「食品の製造工程において又は、食品の加工、若しくは、保存の目的で食品に添加、混和、浸潤、その他の方法によって使用するもの」
となっております。
つまり、食品の保存性を高めたり、栄養を保持したり、彩りを加えたりするために食品に添加されているものを指します。
この食品添加物、人類が誕生し、狩猟や農耕して得た食料を 必要な時に食べられるようにするための貯蔵法を考えだすようになったことに始まります。
紀元前の古代エジプトでは、岩塩を食品保存につかったり、海水から塩を作り、調味料として使ったり、食品保存に使っていました。また 香辛料も盛んに使われていた記録もあり、おそらく肉の臭みとりや腐敗の防止に使っていたと考えられます。
また、数千年前の中国では、「にがり」から豆腐ができることも発見されています。
日本では 奈良時代以前に現在の醤油の元になった「醤(ヒシオ)」と呼ばれる調味料が作られていました。また平安時代の華やかな貴族社会の食生活では、お祝いごとの宴の食卓に草や木の実を使い、赤や黄色の彩りある食事が用意されたようです。
このように食品添加物は、食料を有効にかつ美味しく食べる為の、先人達の知恵であり、古い歴史を持っています。
現代社会の食文化においても、食料を有効に、美味しく食べる為の 食品添加物の役割は非常に大きくなっていることは間違いありません。