トップページ > 中国製ギョーザ中毒事件について

« 中国製ギョーザ中毒事件概要 | メイン | 食品のトレーサビリティーとは »

中国製ギョーザ中毒事件について

中国製ギョーザ中毒事件についての報道を見る限り、製造元である中国の天洋食品がクローズアップされている。メタミドボスの混入経路が未だに確定できない点も含め、当然といえば当然である。


しかし、輸入元であり販売元であるジェイティーフーズ他数社の責任はそれ以上と言える。ジェイティーフーズはじめ数社が、天洋食品と契約し下請けとして製造させていたのであるから、製造から流通におけるすべての管理責任があるからである。


中国の国民性がどうだとか、メタミドボスが数年前まで公に使用されていたなどは、食の安全とは関係の無い話しだ。そんなことは国により食べるものも違い、法が違い、使う農薬・殺虫剤の種類も違う。だからそうした農薬や殺虫剤が混入する可能性がる、といった危機管理が輸入・販売元も含め必要になってくるはずだ。

そうしたものが混入しない為の従業員教育を行い、安全な食品を提供していますよ、と確定させていくのが、輸入元・販売元の責任なのだ。せめて、製造元の天洋食品では混入していません、と証明できる書類や管理体制が必要なのだ。これがいわゆるHACCPの手法である。


日本の食品会社もそうであるが、ほとんどが人の手で行われているのが実情である。だからこそ、食の安全に対する従業員教育が重要となってくる。


もう1点、こうした大きな事件が起きる前には 必ずと言って良いほど前兆がある。その前兆を見逃した、いや敢えて見て見ぬふりをしたのかもしれない・・・企業利益優先のために。もしも、企業利益を優先のあまり、こうした前兆にも目を向けないのであれば、食品業界からの撤退や倒産などでは、その責任は逃れられない。殺人やテロと何も変わらないのだから・・・


冷凍食品は、確かに安くて美味しいです。安さに対するデメリット、不安を我々消費者もしっかりと認識しなければいけないのかもしれない時なのかも知れません。